治療法のご案内




■治療法について



治療について大きく分けると「薬物療法」「精神療法」「社会療法(リハビリテーション、デイケアなどのプログラム)」があります。一般的に「治療」という言葉からは「お薬を飲むこと」や「医師や心理士との話し合い」などをイメージされることが多いかもしれませんが、「日常生活行動の練習」や「その人をとりまく人や状況についての調整」など「日々の生活そのものを整えること」も大切な治療の一つです。当院では、その人にとって適切でよりよい治療を提供するために、医師、看護師、作業療法士、精神保健福祉士、臨床心理士、薬剤師、栄養士などのさまざまなスタッフが、それぞれの専門性を活かした治療プログラムを行っています。




薬物療法

治療は症状のピークから始めることが多く、第一の目的は様々な症状の改善にありますが、精神疾患の相当数が、再発性の疾患であるため、症状が安定した後の再発予防も必要不可欠です。薬物の不用意な中断は再発に繋がりやすいです。したがって、病気を治すことを目的とするだけでなく、完治しなくてもより良い人生を歩めるようにすることも、薬物療法の目的です。適切な診断による薬物療法により、症状を和らげたり、心の状態を安定させることが期待できます。すべての患者様に薬物療法が適応するわけではありませんが、治療の基礎となる事が多い療法です。お薬の形状や飲む頻度など医師と相談しながら、できるだけ患者さんのライフスタイルに合った薬物療法を提供するよう心掛けています。

精神療法、カウンセリング

診察の場で医師による精神療法を受けることで、病気や自分の持つ症状への理解を深め、精神的な安定を取り戻し、会社や家庭生活といった日常生活に戻れるようになることに繋がります。また、当院には臨床心理士も在籍しておりますので、臨床心理士によるカウンセリングも合わせ心理的な問題の克服や困難の軽減に向けて支援します。

社会療法(リハビリテーション、デイケアプログラムなど)

当院には入院病棟・外来診療のほかに、デイケアや訪問看護ステーション、グループホーム、ベーカリーなど患者さんの社会復帰をサポートする施設が充実しております。また、各病院の敷地内にある施設を運動場や屋上庭園を活用した社会療法プログラムを提供しており、存分にソーシャルスキルトレーニングを行うことができます。

リハビリテーション

ひとが日常生活でおこなっているすべての活動を「作業」としてとらえ、それを治療として用いています。精神疾患によって失われた機能を回復させること、たとえ障害が残ったとしても、人間らしく生きる権利を回復するというのがリハビリテーションに込められた意味です. 当院では多職種による、さまざまなリハビリテーションプログラムを設けています。

デイケア

精神科デイケアとは、精神的な疾患で社会活動に困難を感じている方が決まった時間に通い、安定した日常生活や社会復帰を目的とする通所型リハビリテーションのことです。文化活動や運動などさまざまな活動を行い精神疾患の再発防止や生活リズム改善、対人関係スキル向上などを目的に、人との交流や各種プログラムへの参加など通じて、リハビリテーションを行っていきます。




受診・入院相談専用窓口(河野病院内)
フリーダイヤル: 0120-33-2416

受付時間:平日9:00~17:00/
土曜9:00~12:00



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